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現在の畳を全部廃棄して、畳を丸ごと新しく作り替えます。 特に30年以上経過したワラ畳床(床の質や状況によります)は、表面に凹凸ができたり、全体的に厚みが薄くなっています。また長年の湿気の出入りにより、ワラに腰がなくなっているので、特に重厚な畳表を張る(引っ張って縫いつけます)場合に、畳床が畳表に負けてしまい仕上がりが悪くなります。またエアコンなどの結露の水分が長期間畳にしみ込んでいると、ワラが腐敗していることが多いようです。 このような場合には、畳床を修繕するよりも、新しい畳床に交換する方がベターです。最近では、新畳の80%以上が建材床を使用しています。建材床は防虫・防湿効果に優れた畳床です。もちろん踏み心地の良いワラ床も人気があります。 |
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現在の畳床をそのまま利用し、表面の畳表と縁を新しい物に交換します。 畳を新調してから5年〜20年位まででしたら、畳床はそのままで「表替え」で大丈夫です。 表面に凹凸ができ易いワラ畳床は、経糸が麻の藺草の良く詰まった重厚な畳表を選ぶと仕上がりが良くなります。また長年の使用でどうしても畳同士の間に隙間ができますので、その修繕も行います。 畳替えの時期ですが、表面の藺草が擦れてきたり、畳が濃く変色してきたら表替えのサインです。お使いになられている状況にもよりますが、およそ5年〜10年の間が最適でしょう。 近い将来に「裏返し」を行えるよう、当社の生粋畳表のような国産畳表の良品で施工されることをお薦めします。 |
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畳の新調または表替えを行ってから3年〜5年の比較的早い時期に、畳表を裏返して裏面を使う方法です。もちろん縁も新調します。 数年経過した畳表の裏面は、最初の状態よりは色が退色しているものの汚れもなく現状の表面よりはかなり綺麗です。裏側を使用すれば経済的です。 しかしある程度の良品(藺草が詰まった畳表)であるという条件があります。近年のハウスメーカーの新築物件は、ほとんどが中国産の普及品で施工されており、裏返しはできないものとお考え下さい。大きな柱などの切り込みがある畳も、裏返しができない場合があります。 当社の生粋畳表は、すべて「裏返」しのできる重厚な畳表です。良い物は是非裏面もご使用頂きたいと思います。 |
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