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2009年8月、御縁があり、岐阜市内でも由緒ある瑞龍寺の畳工事を承りました。瑞龍寺は東海地区でも名だたる雲水の修行道場です。何人もの雲水さんが堂内を歩きながら修行されるので、普通の寺院よりも畳の傷み具合が早く、従ってそのような場所には国産畳表でも擦れや摩耗に強いものを使う必要があります。高級品は何でも「ひのみどり」で良いというものではありません。用途に応じた選定が必要ではないでしょうか。5月より畳表の選定にかかり、産地熊本の生粋製織農家を訪ね、すべて実際に見て選びました。 また、部屋毎の景観や光の入り具合も考慮して、目立ちのある畳表を厳選しました。総数320帖の生粋国産畳表を要する仕事、非常に気合が入りました。本当に良い経験をさせて頂きました。(掲載させて頂くにあたり、清田老大師より快く御了解を頂きました。またブログにもご紹介頂きました。感謝申し上げます。)
瑞龍寺では、毎月一般の方にも座禅を体験して頂ける機会を設けておられます。私も一度体験してみたいと思っています。
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